運動不足や喫煙(タバコ)は薄毛・ハゲに影響する?

会社の健康診断などで、運動不足や喫煙習慣を指摘されたことはありませんか?運動や禁煙が身体に良いことを頭では分かっていても、なかなか行動に移せていない人も多いでしょう。でも、それが薄毛・ハゲを助長しているとしたらどうでしょうか?

ここでは、運動不足や喫煙習慣と髪の毛の関わりについて詳しく説明します。また、これらによる薄毛・ハゲを改善する方法も紹介します。今日始められることからスタートしてみませんか?

運動不足や喫煙習慣が髪の毛に及ぼす影響

薄毛やハゲは年齢に関係なく症状が現れます。フサフサだった髪の毛がなんだか最近コシがない、地肌が目立ってきたなどの信号があれば、ケアを始める必要があります。その前に、まず自分の生活習慣が髪の毛に影響していないか少し考えてみましょう。

ここでは、生活習慣の中でも髪の毛に大きく関係する「運動」と「喫煙」について詳しく解説していきます。まずは、髪の毛は何でできていて、どこから栄養がくるのかを知っておきましょう。そして、運動不足や喫煙習慣が薄毛・ハゲになる原因について理解を深めましょう。

髪の毛は「血流」「栄養」が育てる

髪の毛は皮膚や爪と同じく、ケラチンというたんぱく質からできています。このケラチンは、シスチンやチロシンなど18種類のアミノ酸から構成されています。フサフサとして丈夫な髪の毛をつくるためには、たんぱく質やビタミン、亜鉛などたくさんの栄養素を食べ物から摂る必要があります。

食事によって摂った栄養は、胃や腸などの消化器官に吸収され、血液によって身体中の細胞に運ばれます。血液は、ポンプの働きをする心臓とホースの役割の血管によって全身を巡ります。

髪の毛の栄養は、頭皮の奥にある毛根に集まります。毛根の一番根っこの部分には、毛球という膨らんだ部分があり、そこには神経や毛細血管が集まっている毛乳頭、栄養を吸収して新しい毛髪をつくる毛母細胞があります。

髪の毛が育つためには、この毛球にどれだけの栄養が届いているかが重要です。そのため、食べ物の栄養、血管の健康状態、そして血液の流れという3つの要素がそろってこそ、健康な髪の毛が育つといえます。

運動不足と薄毛・ハゲの関係

運動不足になると身体は新陳代謝が低下し、血液の流れが悪くなります。この2つの理由が髪の毛の成長を妨げ、薄毛・ハゲを引き起こします。

理由1. 新陳代謝の低下

頭皮は表面から順に、角質層・顆粒層・有棘層・基底層という4つの層でできています。一番深い部分にある基底層でつくられた皮膚の新しい細胞が、角質層まで押し上げられ新しい表皮がつくられる仕組みです。

身体を動かすと、体温が上がったり汗をかいたりして代謝が活発になります。すると細胞分裂が盛んになり、古い細胞から新しい細胞へと次々に生まれ変わります。

しかし運動不足になると、この細胞を新しくつくり出す新陳代謝が低下します。古い角質が残った状態の頭皮は硬くなってしまうので抜け毛が起こりやすくなります。

理由2. 血行不良

身体の筋肉がある場所にはすべて血管が走っています。運動すると筋肉が収縮して、心臓から送り出される血液が身体全体に循環するようになります。

しかし、運動不足になると筋肉量が減り筋肉が動かない時間が増えるため、血液を循環させる機能が弱まってしまいます。これがいわゆる「血行不良」という状態で、毛根に栄養が届かなくなり、髪の毛が成長できなくなります。

喫煙習慣と薄毛・ハゲの関係

タバコを一日何本吸っているか何年吸い続けているかに関係なく、喫煙習慣は髪の毛にとってダメージになります。タバコに含まれるニコチンには「血行不良」と「ビタミンCの破壊」という作用があり、これらが薄毛やハゲを招く理由になります。

理由1. ニコチンによる血行不良

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮する作用があります。ただでさえ細い毛細血管がニコチンの摂取によってさらに細くなると、心臓から高い位置にある頭皮には新しい血液がより届きにくくなり、毛母細胞に栄養を運ぶことができません。すると、新しい髪の毛を成長させることができなくなってしまいます。

理由2. ニコチンによるビタミンCの破壊

食べ物に含まれるビタミンCには栄養の吸収を促進する効果があり、ビタミンEには血行を正常に保つ効果があります。つまりビタミンCとEは髪の毛の成長に欠かせないたんぱく質や亜鉛、ビタミン群を効率良く届けてくれます。

ところが、タバコに含まれるニコチンにはこのビタミンCを破壊する作用があります。そのため、せっかく摂った栄養の吸収効率がガタッと下がってしまいます。ビタミン不足は身体全体の疲労回復を遅らせるため、ストレス解消の一服がさらにストレスを加速させていることも肝に命じておきましょう。

運動不足や喫煙による薄毛を改善!

運動不足や喫煙習慣は自分の意思で改善できます。薄毛からハゲへの進行を防いでフサフサした髪を取り戻すために、ここで自分の意識改革をしてみましょう!

とりあえず運動を始めましょう!

運動には筋トレや短距離走などの酸素を必要としない「無酸素運動」と、水泳やエアロビクス、ウォーキング、ジョギングなど酸素を必要とする「有酸素運動」があります。

頭皮の血行を改善するには、激しく動く無酸素運動より、疲れない程度に持続して筋肉を動かし続ける有酸素運動が効果的です。有酸素運動には、血液に新鮮な酸素を取り込む以外にも体脂肪を減らす効果があるため、運動不足で太り気味の人にはもってこいの運動といえます。

特におすすめなのが、ウォーキングやジョギングです。血行を改善するためのポイントをチェックしましょう。

ポイント1. 無理せず継続する

運動不足の人がさらに運動嫌いになる理由の多くは、「最初から高い目標を持ちすぎる」ことです。今まで運動をほとんどしていなかったのに、いきなりアスリートのように走れるはずはありません。

最初はゆっくりと短い距離でもいいので、20分以上を目途に近所を早足で歩いてみましょう。そして、無理せず継続しましょう。

ポイント2. 呼吸を意識して酸素を取り込む

なるべく両手を振って大きく呼吸をしましょう。新鮮な空気を身体に取り込むと、血液の循環が良くなって頭がスッキリとしてくるはずです。十分に酸素を取り込んだ血液は、動き出した筋肉によって頭皮にも栄養を送ります。呼吸を意識しながら運動を楽しみましょう。

上半身のストレッチと頭皮マッサージ

血液が頭皮に行き届きやすくなる上半身のストレッチと頭皮のマッサージを、毎日の習慣に取り入れてみましょう。ここで紹介するのはとても簡単な方法です。難しく考えず、一日1回3分から始めてみましょう。

上半身のストレッチ

頭皮の血行を改善するストレッチの方法は以下のとおりです。血液の循環が良くなっている入浴後や、リラックスした就寝前に行うのがおすすめです。

  1. 深呼吸しながら首をゆっくりと時計周りに3回まわす
  2. 同じように反時計周りに3回まわす
  3. 両肩を大きく5回まわす
  4. 頭を下に向け両手を後ろで組んで、両肩を後ろに反らして胸をはり5秒キープ
  5. 頭を下に向けたまま両手を前に伸ばして組み、背中を丸めて5秒キープ
  6. ステップ4と5をくりかえし3回行う

頭皮マッサージ

次に頭皮マッサージの方法を見ていきましょう。育毛剤を使った後に行うと成分が浸透しやすくなり、さらに育毛効果をアップさせることができます。

  1. 頭部の両サイドから頭頂部に向かって、両手の指の腹を使ってゆっくりと揉みほぐす
  2. 頭の両側に手を当てて、両手のひらを使って円を描くように頭皮を動かす
  3. 後頭部の首のつけ根から頭頂部に向かって、ステップ1と同じように指の腹を使ってゆっくり揉みほぐす
  4. 後頭部で両手の指を組み後頭部の頭皮を上下に動かす
  5. おでこで両手の指を組み前頭部の頭皮を上下に動かす

髪の毛のためにタバコを断つ努力を!

タバコを吸っている人は、手元にあるタバコのパッケージに書かれている注意書きを読んでみてください。脳卒中の危険性やニコチンへの依存について記載されているはずです。タバコは「百害あって一利なし」というほど身体にも髪にも悪影響がありますが、特に薄毛の治療においては禁煙は絶対条件です。

「減煙」していくのではなく、すっぱりと「断煙」する方が禁煙できます。家族や友人、同僚など周りの人に禁煙宣言をし、吸いそうになったら注意してもらうようにお願いしておきましょう。

薬効成分が豊富な育毛剤を使い始める!

運動不足や喫煙習慣で薄毛になっている場合は、上記でアドバイスした方法と合わせて育毛剤を使い始めることをおすすめします。頭皮の血行を改善して、育毛効果のある成分を配合したものを選びましょう。毎日使い続けることによって、薄毛を改善してフサフサの髪を取り戻す効果が期待できます。

薄毛・ハゲの原因になる運動不足や喫煙習慣は、自分の意思で今日から見直すことができます。頭皮の血行を改善し、髪の毛の成長に必要な栄養が行き届くような身体づくりを始めましょう!

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