抜け毛がひどい!バランスの悪い食生活が原因?

最近抜け毛が増えてきて、このままじゃハゲてしまうかも!と気にしているなら、抜け毛の原因の一つである食生活を見直してみましょう。髪の毛の成長には、十分な栄養が欠かせません。そのため食生活のバランスが悪いと、抜け毛が起こることがあります。

この記事では、抜け毛のメカニズムや、髪の毛と食事の関係、抜け毛に効果がある食べ物などを紹介していきます。健康な髪の毛を取り戻すために、ぜひ参考にしてください。

抜け毛がひどくなる理由

朝起きると枕に抜け毛がたくさんついていたり、シャンプーのときにゴッソリ髪の毛が抜けたりしていませんか?抜け毛を放置しておくと、そのまま新しい髪の毛が生えてこず、ハゲに進行してしまう可能性があります。ここではまず、抜け毛が起こるメカニズムと理由を解説します。

抜け毛のメカニズム

髪の量には個人差がありますが、一つの毛穴から3本〜5本、全体では平均して10万本もの毛髪が生えています。男女差や年齢、体質によって違いはあるものの、約3年〜6年前後の周期で、脱毛と発毛をくり返しています。

健康で正常な髪の毛の成長サイクルには、3つの時期があります。毛穴の奥の毛母細胞でつくられる髪の成分は、次々と頭皮に押し上げられ、やがて毛根となり、新しい毛が生まれてきます。一つの毛母細胞がさかんに一本の髪の毛をつくる時期が、「成長期」です。この時期は通常、2年〜5年ほどです。

その後、徐々に毛母細胞での髪の生成が衰え始めます。この時期は2週間ほどで、「退行期」と呼ばれています。この退行期は、あくまでも髪の成長サイクルの自然な流れなので、心配することはありません。

そして、一つの毛母細胞の働きが完全に停止するのが、「休止期」です。この時期は3ヵ月ほどで、髪が自然に抜け落ちるのを待っている状態です。平均して10万本もある毛髪のうち、10パーセントの1万本が常にこの休止期にあります。健康な髪は、この成長サイクルによって、抜けたり生え変わったりしています。

そのため、一日50本程度の自然な抜け毛であれば、まったく問題はありません。ただ、抜け毛の量が多かったり、抜けた髪の毛の根元が細かったり、細くて短い毛がたくさん抜け落ちたりしていると、自然な脱毛ではない可能性が強いため注意が必要です。

抜け毛の理由

まずは、一日の抜け毛の量や、抜けた髪の毛をじっくり観察してください。特に毛根が膨らんでいない抜け毛は栄養不足によることが多く、食生活の見直しを急ぐ必要があります。では、髪の成長サイクル以外で起こる抜け毛の理由を見てみましょう。

理由1. バランスの悪い食生活

食べ物の好き嫌いや暴飲暴食、インスタント食品やスナック菓子、添加物や防腐剤など、悪い食生活には毛髪の成長を著しく妨害する要素が含まれています。

特に現代では、家族そろって朝晩と食事をする機会が失われつつあります。「好きなものを好きなときに好きなだけ」というバランスの悪い食生活がベースになっていると、大切な栄養が髪の毛まで行き届かず、抜け毛の原因になります。

理由2. ストレスや睡眠不足

通常、人の身体は、興奮状態のときに優位になる交感神経と、睡眠時やリラックスしたときに優位になる副交感神経という、2つの自律神経によって調整されています。

しかし仕事や人間関係、大きな精神的ショック、環境の変化などでストレスが長引いたり、睡眠が不足したりすると、交感神経が優位になる時間を増やすため、自律神経のバランスが乱れます。すると血行不良になるため、血液によって運ばれる栄養素が頭皮にまで届かず、抜け毛を招きます。

理由3. 紫外線やカラーリングなどによる頭皮のダメージ

紫外線やカラーリングなどによる頭皮へのダメージは、地肌の乾燥やニキビ、湿疹などのトラブルを引き起こします。そして毛根における髪の毛の成長を妨げてしまいます。

また、界面活性剤やシリコンを使ったシャンプーやコンディショナー、強い香料や着色料を使用したヘアトニックなどのヘア製品を使い続けると、頭皮の毛穴が詰まったり、地肌のトラブルを引き起こしたりして、抜け毛が起こることがあります。

理由4. 薬の副作用や疾患

病気の治療で使用する薬剤によっては、抜け毛の副作用が起こります。また、毛髪の成長サイクルそのものに影響を与えて、抜け毛を招く疾患もあります。

理由5. AGA(男性型脱毛症)

AGAは、男性ホルモンであるテストステロンが5α‐リダクターゼという酵素と結合して、毛母細胞の成長を邪魔するDHT(ジヒドロテストステロン)という別の男性ホルモンに変換されることで起こるものです。額の生え際やつむじのある頭頂部から薄毛になり、だんだんと脱毛に進行していくのが特徴です。

理由6. 円形脱毛症

円形脱毛症は、円形や楕円形の脱毛がある日突然起こる、性別や年齢に関係のない脱毛疾患です。原因はストレスや自己免疫疾患、アレルギーなど様々です。抜け毛の場所が一箇所で、周囲の髪の毛にはまったく変化がないようであれば、初期の円形脱毛症である可能性が高いです。自己判断で放置せず、皮膚科や育毛クリニックを受診しましょう。

すぐ始められる!食生活を改善して抜け毛を防ごう

自分が口に入れたものは、血液や筋肉、骨だけではなく、身体中の細胞に影響を与えます。頭皮や毛根、髪の毛も例外ではなく、食べ物からの栄養が血液によって届けられ新しい細胞をつくることにより、髪の毛が成長します。

そのため、バランスの悪い食生活を送っているということは、自分から抜け毛をつくっているようなものです。ここでは、抜け毛を防ぐために改善すべき食習慣や効果がある食べ物についてアドバイスします。抜け毛が気になっている人は、ぜひ今日から実行してください。

抜け毛が起こる食習慣を断つ!

習慣とは自分の身についてしまっているものなので、普段あまり気にすることがありません。しかし、食事の習慣が抜け毛の原因だとしたら、少しの心がけと努力で改善することができます。バランスの悪い食生活から、育毛のための正しい食習慣に切り替えましょう。

夜、寝る前に食べる

成長ホルモンは、夜10時から深夜2時の間に活発に分泌されます。この時間帯に栄養を届ける血液が頭皮にまで行き届いていれば、寝ている間に健康な髪の毛の成長を促すことができます。

ところが、寝る前に夜食やスナック菓子を食べる習慣があると、血液は食べ物の消化のために胃に集中してしまい、頭皮への血流が悪くなってしまいます。抜け毛を改善するには、栄養バランスの良い夕食を摂ったらその後は何も食べずに、成長ホルモンが活発になる時間に就寝する習慣を身につけましょう。

暴飲暴食

食べ過ぎ飲み過ぎてしまうのは、自分の意思による習慣です。暴飲暴食は肥満を招き、コレステロールが血管を詰まらせて血行不良になるので、頭皮に栄養が届きにくくなります。また、脂っこい食べ物を摂取することが多いと、皮脂の分泌が過剰になり、頭皮の毛穴を詰まらせてしまいます。

するとニキビや湿疹、フケ、かゆみなどのトラブルを起こし、さらに抜け毛を増やしてしまいます。暴飲暴食による抜け毛を防ぐためには、「ゆっくり」「少しずつ」食べたり飲んだりするようします。食べ始めて20分もすれば、脳の満腹中枢が「もうお腹いっぱい」という指令を出してくれます。

頭皮の皮脂が過剰になるのを防ぐには、野菜やお米から食べ始めるようにします。そして、脂っぽいものや塩辛いものがたくさんあり、ついつい食べ過ぎてしまう外食は、できるだけ控えるようにしましょう。

外食をするのであれば、野菜や魚のメニューが多いお店や、薄くて自然な味付けにこだわった料理店、自然食品のレストランなどを選ぶことをおすすめします。自炊をするときも薄味を心がけて、メインの肉は少なめにするなど、健康な育毛のための調理を心がけましょう。

過度なダイエット

過度な食事制限は、髪の毛の成長に必要な栄養が摂れなくなる代表的な原因です。人の身体は精密なコンピューターのようで、身体の中に栄養が足りないと、まずは生命の維持に関わる部分に栄養を送るようにできています。

そのため、なくなってしまっても生死に関わらない髪の毛は、一番後回しになってしまいます。ダイエットによる抜け毛は、以前は女性に多く見られましたが、近頃では男性の間でも増えています。

まずはそのダイエット法で、身体の健康維持に必要な栄養が十分に摂れているかどうかを見直す必要があります。食事制限によるダイエットを行うときは、必ず医師や専門家のアドバイスに従って行ってください。

抜け毛防止に効果がある食べ物

抜け毛を防ぐために効果のある代表的な栄養素には、たんぱく質・亜鉛・ビタミンB2があります。ここでは、これら3つの栄養素を豊富に含む食材を紹介します。毎日の食事に上手に取り入れて、抜け毛を改善しましょう。

納豆

大豆が原料の納豆は、毛髪のもとである植物性たんぱく質のほか、髪の毛を成長させる成分である大豆イソフラボンを含んでいます。大豆イソフラボンには、美しい髪の毛を維持する女性ホルモンに似た作用があり、美容化粧品やサプリメントにも配合されています。

髪の毛に必要な栄養素と、健康な髪の毛を維持する成分の両方が同時に摂れるため、毎日欠かさず食べることをおすすめします。

牛乳

牛乳は動物性たんぱく質をたくさん摂れるほか、髪の毛の生育を助けるビタミンB2も豊富に含まれています。抜け毛を改善するためには、毎日摂ることを心がけてください。だたし、脂肪分も含む牛乳は飲み過ぎると肥満になる恐れもあるので、一日500cc=コップ2杯程度にしておきましょう。

牡蠣

髪の毛のたんぱく質をつくるために必要な栄養素が、亜鉛です。亜鉛を多く含む食べ物にはアーモンドや牛肉もありますが、どちらも食べ過ぎると脂肪分も摂り過ぎてしまいます。一方、牡蠣は栄養価が高くてカロリーが低いので、出回るシーズンには積極的に食べましょう。

また、牡蠣には亜鉛以外にも、頭髪の血行を良くするアミノ酸も豊富に含まれているため、抜け毛を改善するにはもってこいの食べ物です。

しいたけ

しいたけには、たくさんのビタミン群が含まれているため、それだけでも抜け毛を防ぐ効果があります。さらに抗酸化や炎症を抑える作用があるほか、頭皮の過剰な皮脂を改善するエルゴチオネインや、血行を良くするエルタデニンというアミノ酸が含まれているため、頭皮を改善して抜け毛を予防するすばらしい食材です。

抜け毛の原因がバランスの悪い食生活だと気づいた人は、まずは育毛のために自分の食習慣を見直しましょう。抜け毛を防ぐのに効果的な食べ物を取り入れた料理に、ぜひ挑戦してみてください!

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