ストレスは本当にハゲる原因になるの?

「ストレスがたまって…」と口にすると、「そのうちストレスでハゲるぞ」という答えが返ってくることがあります。でも、本当にストレスはハゲる原因になるのでしょうか?

この記事では、ストレスとハゲの関係を詳しく解説します。また、ストレスを解消する方法や、ストレスによる薄毛を改善する方法なども、合わせて紹介していきます。ストレス社会に生きるサバイバル術として、参考にしてください。

ストレスとハゲの関係

ストレス社会という言葉が当たり前のように使われている現代の日本では、ストレスによって引き起こされる心身の病気がたくさんあります。薄毛や抜け毛も、その一つの症状です。まずはストレスとは何かを理解し、ストレスと薄毛やハゲの関係について知っておきましょう。

ストレスとは

ストレスとは、外部からの何らかの刺激により心や身体に負荷がかかり、歪みが生じることを指します。ストレスには、良いストレスと悪いストレスがあります。刺激が人生の夢や目標、自分を奮い立たせてくれるきっかけになるのが、良いストレスです。

一方、私たちが身近に捉えて「ストレス」と呼んでいるのは悪いストレスの方です。仕事の重責や人間関係、疲労、不安な気持ちなどから、不眠や食欲不振、気持ちが不安定になるなど、心身に影響を及ぼします。

また、最近では「テクノ・ストレス」と名のついたものもあります。パソコンや携帯電話、TVゲームを常に触っていないと、人間関係や現代社会に適応できないという焦りや不安により、ストレスを引き起こすケースが増えています。

ストレスが引き起こす薄毛やハゲ

ストレスが髪の毛に悪いのは、体内メカニズムによって引き起こされるストレスが関係しています。人の身体は、興奮状態や身体の活動時間には交感神経が優位になり、逆に眠っている時やリラックス時には、副交感神経が優位になります。

通常はこの2種類の自律神経のバランスによって、身体の循環器、呼吸器、消化器、そしてホルモンの分泌などが調整され、健康な状態を保とうとしています。しかしストレスが増えると、この自律神経のバランスが乱れます。すると頭皮や毛髪にも影響が現れ、薄毛やハゲの原因になります。

ここで、自律神経の乱れが薄毛やハゲを招く理由について、見ていきましょう。

理由1. 血行不良

血液の流れは、自律神経がコントロールしています。ところが過度のストレスにより交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮され、血液の流れが悪くなってしまいます。髪の毛を成長させるのは血液によって運ばれる栄養なので、血行が悪くなると毛根に栄養が届きにくくなり、薄毛やハゲを引き起こします。

理由2. 頭皮の状態の悪化

自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位になった状態が続くと、緊張状態にあることが脳に伝わり、腎臓の近くにある副腎髄質からアドレナリンが分泌されるようになります。アドレナリンは、いわば戦闘態勢モードのホルモンです。恐怖や驚きによって心臓がドキドキしたり瞳孔が開いたりするのは、このアドレナリンの作用によるものです。

アドレナリンの分泌が過剰になると、激しい運動をした時と同じくらいの酸素を消費します。この時、酸素不足を補うために、体内で活性酸素が増加します。活性酸素には皮脂腺を活性化する働きがあるため、頭皮の皮脂の分泌が過剰になります。

脂っぽくなった地肌では、皮脂が毛穴に詰まって頭皮の常在菌が異常繁殖するため、ニキビやフケ、かゆみ、炎症などの頭皮トラブルが起こります。これが毛根にダメージを与えて、抜け毛や薄毛の原因になります。

理由3. 睡眠不足

自律神経のバランスが乱れている状態では、リラックスした時に優位になる副交感神経の出番が少なくなります。ストレスの症状としてなかなか寝つけない、眠れないという事態が生じるのは、これが原因です。

睡眠は身体の疲れをとるためだけではなく、細胞を新しくして健康な身体を維持する大切な時間でもあります。特に、夜10時から深夜2時の時間帯は、睡眠中に成長ホルモンが最も活発に分泌されます。この時間に十分な睡眠がとれないと、成長ホルモンの分泌が減って髪の毛の成長が抑制され、薄毛やハゲを招きます。

このほか、ストレスによるハゲの原因の一つに、円形脱毛症があります。薄毛の症状は現れず、いきなり10円玉くらいの大きさの円形または楕円形の脱毛が出現するのが特徴です。円形脱毛症はストレスだけが原因ではなく、他の疾患が関係することも多いです。

そのため自己判断せず、初期のうちに皮膚科や育毛クリニックを受診して原因を調べてもらうことをおすすめします。

ストレスによる薄毛やハゲを改善

ストレスが心の病の原因になることはよく知られていますが、同時に身体にも様々な歪みを生じさせます。頭皮も例外ではありません。ここでは、ストレスに強くなる方法や、ストレスによる薄毛やハゲを改善する方法をアドバイスします。ぜひ参考にして、自分の髪の毛を守りましょう。

ストレスに強くなる!

私たちの身体には、常に均衡な状態を維持しようとする力があります。これは「抵抗力」と呼ばれ、悪いストレスを良いストレスに変えることができます。ストレスを活力の元にし、多少のことでは動じない強靭な心身をつくることがポイントです。

また、たとえストレスを感じても、精神的な余裕や肉体の回復時間、開放する方法を知っていれば、ストレスが積み重なることなく健全な状態を維持することができます。健康な髪の毛を取り戻すためにも、自分にできそうなことから少しずつ始めてみましょう。

解消法1. 気分転換をする

ストレスを感じている環境から、少しでもいいので離れてみましょう。好きなこと、散歩、スポーツ、ショッピングなど、何でも構いません。休みの日は外に出て、街を散策したり自然に触れたりすることもおすすめです。

解消法2. 休息する

ストレスは、責任感の強い人ほど感じやすいです。まずは、一度頭の中から「仕事だから」「これをやっておかなくちゃいけない」という考えを追い出してみましょう。「自分の身体の健康が何よりも優先されるべき」と思うことが、とても大切です。何もしない日をつくって、肩の力を抜いてゆっくりと一日休んでみましょう。

解消法3.自律神経のバランスを調整する呼吸法

いらいらする、不安になる、緊張する、焦ってしまう・・・そんな時は、精神を安定させてリラックスする呼吸法を試してみましょう。

  1. 目を閉じて、鼻から大きく3秒息を吸う
  2. 4秒息を止める
  3. 5秒かけて、口からゆっくりと息を吐く
  4. ステップ1から3を、3回くり返す

吸う・止める・吐くという動作の秒数は、数えやすい3・4・5秒です。やってみると驚くほどリラックスできるので、疲れた時や緊張した時、寝る前などに取り入れることをおすすめします。

解消法4. メンタルトレーニングをしてみる

ストレスに強くなるためには、強い精神力をもつことも大きなポイントです。効果的なのが、メンタルトレーニングです。自分を肯定しながら、周りで起こっている出来事を冷静に観察しましょう。トレーニングでは、次の3つをできるだけ毎日行います。

  • 否定的な言葉をなるべく使わない
  • ストレスだと感じたことをメモする
  • 寝る前に、今日あったうれしい出来事を3つ思い出す

ストレスで薄くなった毛をハゲに進行させない習慣!

では、ストレスによる薄毛をハゲに進行させないために毎日行いたい習慣をチェックしましょう。早速今日から始めて、黒くてフサフサした健康な髪を取り戻しましょう。

習慣1. 血行を良くして、頭皮を健康な状態に戻す育毛剤を使う

ストレスによる頭皮の血行不良や栄養不足、過剰な皮脂による地肌のトラブルを改善するには、育毛剤を使うことをおすすめします。ストレスで弱っている頭皮には、あまり強い化学薬品や香料などが含まれていないものがいいでしょう。

無添加で医薬部外品の育毛剤には、育毛に必要な薬効成分が含まれています。毎日使っても副作用の心配もなく、ストレスによる薄毛を改善して、ハゲに進行するのを防ぐことができます。

習慣2. 全身のストレッチと頭皮マッサージで、地肌の血行を良くする

ストレスによって全身が緊張している状態では、大切な栄養を頭皮に届けることができません。まずは全身の血行を良くするために、一日一回のストレッチを習慣にしてみましょう。

簡単な全身のストレッチを5分ほどした後、頭皮全体を5分ほどマッサージしてみてください。身体と頭に血が巡り始めるのを感じることができるはずです。髪の毛の成長を促すために、ストレッチと頭皮マッサージは就寝前に行うといいでしょう。

習慣3. 入浴はシャワーで済まさず、湯船に浸かる

湯船にのんびり浸かると全身がリラックスした状態になり、副交感神経が活発になります。帰宅後や休日には入浴タイムをたっぷりととって、心と身体を開放しましょう。おすすめは、38度〜40度くらいのお湯に20分以上浸かることです。ストレスで緊張していた筋肉がほぐれて血行が良くなり、頭皮に栄養が届きやすくなります。

ストレスは、薄毛やハゲを招く大きな要素です。まずはその関係をしっかりと意識しましょう。そしてストレスを解消して、薄毛やハゲを改善するための習慣を身につけましょう!

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