長時間帽子をかぶっていると頭が蒸れてハゲやすくなるって本当?

「帽子をかぶってばかりいるとハゲる」こんな言葉を耳にしたことがある人も多いはずです。でも、この言葉には大事なポイントが欠けているため、帽子=ハゲというインパクトの強さだけが印象に残ってしまいがちです。

正しくは、「帽子をかぶっている時間が長い→頭皮が蒸れやすい→頭皮のトラブルを招く→薄毛の原因になりハゲに進行する」です。この頭皮の蒸れとハゲの関係について、詳しく解説していきます。

頭皮の蒸れとハゲの関係

基本的なこととして、帽子は薄毛を隠すことはできても、薄毛の改善にはならず、むしろ薄毛からハゲに進行させてしまう可能性があることを認識しておきましょう。

冒頭で説明したように、帽子を長時間かぶっていると、どうしても頭皮が蒸れてしまいがちです。この「頭皮が蒸れる」ことがなぜハゲに関係するのかについて、まずは理解を深めてください。

頭皮は湿度が苦手!

頭皮には、てかりやすい鼻やおでこのTゾーンに比べ、なんと3倍もの皮脂腺があります。そして体温を調整するために汗を出す汗腺もたくさんあるため、温度や湿度が高くなると、汗をかきやすくなり、皮脂の分泌も盛んになります。

頭皮にはもともと、マラセチアや皮膚ブドウ球菌、アクネ菌など、30種ほどの雑菌類である「皮膚常在菌」が存在しています。「頭皮の湿度が上がる=蒸れた状態」になると、これらの常在菌が髪の毛に付着したホコリや汚れ、フケ、皮脂などをエサにして異常繁殖します。それにより、さらにフケやかゆみが増え、かぶれや湿疹、ニキビなどの頭皮トラブルを引き起こします。

帽子を長時間かぶっていると、ハゲになる?

帽子を長時間かぶっていると、頭皮の温度と湿度が上がって汗や皮脂の分泌が増え、頭皮が蒸れやすい環境になります。これが雑菌の繁殖の原因になり、頭皮トラブルを招きます。地肌のかゆみや湿疹などが長引くと、健康な髪の毛の毛根がダメージを受け抜け毛になることがあります。

また、皮脂の過剰分泌によって毛穴が詰まってニキビが増えると、毛根で新しい髪の毛を育てることができず、だんだん薄毛になって、ハゲに進行してしまうこともあります。つまり、帽子を長時間かぶっていると頭皮の健康状態が悪くなり、薄毛やハゲになりやすい環境をつくってしまうといえます。

こんな時は、むしろ帽子が必要!シーン別「頭皮保護の術」

帽子を長時間かぶるのは頭皮にとって良くありませんが、逆に頭皮を守るために帽子をかぶっていた方が良い場合もあります。また、人によっては、仕事で帽子をかぶらなければいけない環境もあります。

特に作業中に頭を守るための帽子、ヘルメットは必須アイテムです。そんな時に帽子をかぶっていても頭皮が蒸れない方法をケース別にアドバイスします。

ケース1. 仕事でヘルメットを長時間着用する

工事や作業の多い職場、またはバイクでの仕事などでは、ヘルメットをかぶることが絶対に必要です。でも、夏場や温度の高い場所では、ヘルメットの中で頭皮が蒸れてしまいがちです。もしも指定されたヘルメットでなくてもかまわない場合は、通気性の良いヘルメットを購入することをおすすめします。

ヘルメットの中にパッドがついているタイプだと、雑菌が繁殖しないように頻繁に洗うことができます。頭にタオルを巻いて汗を吸収するのも一つのアイディアですが、タオルを巻くとどうしてもヘルメットがずれやすくなり、かえって危険な場合があります。

そんな時は、タオルの代わりにスポーツ用のインナーキャップをかぶりましょう。頭にすっぽりとかぶる伸縮性のあるスイムキャップのような形で、通気性と吸水性に優れているため、ヘルメットの中の頭皮の汗を吸収し、風通しを良くする効果があります。ヘルメットがずれる心配もないので安全です。

ケース2. 仕事上、帽子の着用が義務づけられている

作業現場でホコリや粉塵から身体を守るためや、食品や薬品の製造現場、またはレストランの厨房などで製品に髪の毛が入らないようにするためなど、帽子の着用が義務づけられている職業がたくさんあります。

仕事を一生懸命やれば体温が上がって汗もかくので、どうしても頭皮が蒸れやすくなってしまうのは避けられません。しかしヘルメットと同じく、インナーキャップをかぶることで、帽子の中の汗の吸収や通気性を改善することができます。

頭皮の細菌の繁殖を予防するためにも、作業用の帽子は清潔な状態を保ってください。夏場など汗をかきやすい時期には、汗をかいたらこまめに替えるようにしましょう。

ケース3. 趣味のアウトドアや屋外でのスポーツ

アウトドアや屋外でのスポーツが趣味の人は、夏以外のシーズンにもきちんと紫外線対策をしていますか?頭皮は普段髪の毛に隠れているため、紫外線による地肌の変化になかなか気がつきにくい場所ですが、太陽に面しているだけあって、最も紫外線の影響を受けやすいです。

紫外線は日焼けだけではなく、肌の老化や細胞へのダメージなど、肌の奥深くまで影響を及ぼします。特に髪の毛をつくる毛母細胞が損傷すると抜け毛の原因になり、薄毛やハゲに進行してしまいます。

日中、屋外にいる時は、スポーツ用のインナーキャップや通気性の良いスポーツキャップ、UV防止効果のあるバンダナなどを巻いて、頭皮と髪の毛を紫外線から守る工夫を。

また、汗をかいた時は、タオルで髪の毛だけを拭くのではなく、頭皮に刺激とあるアルコールや香料が入っていないウェットティッシュなどで、地肌も必ず清潔にするように心がけましょう。そうすると、頭皮の細菌が繁殖するのを防ぐことができます。

それでも蒸れてしまったら?

帽子が必要ではない場合は、薄毛を隠すために帽子をかぶらない。帽子が必要な場合は、頭皮が蒸れないような工夫をして、ケアをする。これが、育毛のための正しい帽子の使い方です。しかしそれでも帽子により頭皮が蒸れてしまった時は、どうすればいいのでしょうか?対処法を紹介します。

対処法1. シャンプーはなるべく無添加、ゴシゴシはNG!

汗をかいたら、シャンプーで頭皮と髪の毛をきれいにするのは、基本中の基本です。でも、一日に何回も洗ったり、強い成分が含まれたシャンプーを使ったりしていると、頭皮に必要な潤いまで取り除いてしまいます。すると地肌が乾燥して、頭皮にさらにダメージを与えかねません。

蒸れた頭皮をケアするシャンプーのポイントは、以下の6点です。

  • シャンプー前の余洗いを十分にする
  • 界面活性剤やシリコンなどが含まれていないシャンプーを使う
  • シャンプーは頭に直接かけるのではなく、手のひらに伸ばしてから使う
  • ゴシゴシはNG!指の腹を使って、地肌をやさしく揉みほぐすように洗う
  • タオルドライは、厚めのバスタオルで水分を吸収させる。ゴシゴシはNG!
  • ドライヤーは、温風で地肌から離して使うべし!髪よりも地肌を先に乾かすこと

対処法2. 弱った頭皮にやさしい、無添加の育毛剤でケアする

蒸れた頭皮は、刺激を受けやすくデリケートになっています。すでに薄毛になりかけている人も、頭皮が蒸れやすくて薄毛になるのがこわい人も、健康な頭皮をキープするためには、毎日の育毛剤ケアをおすすめします。

医薬部外品の育毛剤の中には、頭皮に強い刺激を与えてしまう化学化合物や、毛穴をふさいでしまう界面活性剤、シリコンなどを含んでいない、無添加の育毛剤があります。

無添加の育毛剤を使うと、漢方や天然の薬効成分を地肌に浸透させ、蒸れやすい頭皮の細菌の繁殖を防ぐことができます。そしてフケやかゆみを予防して、頭皮を健康にする効果が期待できます。

育毛剤は、シャンプーで頭皮を清潔にした後、ドライヤーで頭皮を乾かしてから使うことをおすすめします。こうすれば、育毛剤で地肌がべたついたり、髪の毛についた水分で育毛剤が薄まってしまうことなく、薬効成分の効果を高められます。

帽子は必要に合わせてかぶるべきで、薄毛を隠すために使うのはやめましょう!どうしても帽子が必要なケースでは、紹介した頭皮が蒸れない方法を参考に、頭皮を保護してください。そして蒸れてしまった頭皮にも、ケアを忘れないよう心がけてください。

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