グリチルリチン酸の副作用と育毛効果まとめ

センブリエキスなどと並んで、育毛成分として最も広く使われてきた実績をもつのが、グリチルリチン酸です。もともとは甘味料として用いられた成分が、なぜ育毛剤として利用されるようになったのかなど、グリチルリチン酸の気になるポイントをまとめました。

グリチルリチン酸の基本情報

グリチルリチン酸は、甘草の根から抽出される成分です。砂糖の数十倍の甘味をもつことから、キャンディーや子ども用の薬の味付けなどに使われてきました。

その後、多くの薬効があることが分かり、甘草湯などの漢方薬や、せき・たんを抑える薬、育毛剤などに使用されるようになりました。なお、育毛剤に配合される場合は、カリウムと結合させたグリチルリチン酸ジカリウムが使われますが、効能はグリチルリチン酸そのものと同じです。

グリチルリチン酸の副作用

グリチルリチン酸を配合した育毛剤のパッケージには、「頭皮が荒れているときに無理に塗布すると、炎症を悪化させることがあります」という注意書きがされていることがあります。しかし、これはグリチルリチン酸の副作用というよりも、育毛剤に含まれるエタノールなどの防腐剤によって引き起こされるものです。

育毛剤として塗布する場合は、副作用の心配はない

用法用量を守って使う限りは、副作用の心配はまずありません。ただし、誤って大量かつ長期に飲み続けると、偽アルドステロン症になり、血圧の上昇やむくみなどの症状がまれに出ることがあります。

最もそのような副作用は、内服した場合の話です。育毛剤として塗布する場合は、皮膚から体内に吸収される量がごく微量であることや、肝臓での代謝を経ないで作用することなどから、偽アルドステロン症が起きる心配はありません。

アレルギーが心配な場合は、専門医の診察を

安全なグリチルリチン酸とはいえ、ごくまれにアレルギー反応を示す場合もあります。事前に特定成分のアレルギー反応を調べるには、皮膚科などの専門医に相談して行うパッチテストが効果的です。

通常は、グリチルリチン酸を育毛成分として単体で使用することはなく、その他多くの成分も配合されている育毛剤として使用します。したがって、医師ではない素人が手元の育毛剤を使ってパッチテストを行っても、その結果がグリチルリチン酸によるものなのかどうか判別することはできません。

グリチルリチン酸の効果

内服薬として使用する場合は、抗炎症・抗アレルギー作用が主な効能です。塗るタイプの育毛剤に配合されている場合も、抗炎症作用を目的として使用されます。実際に、「フケ、かゆみを防ぐ」ことをうたったシャンプーやリンスなどには、必ずといっていいほど、有効成分としてグリチルリチン酸が配合されています。

これもグリチルリチン酸の高い抗炎症作用の証といえるでしょう。頭皮が炎症を起こしていると、毛乳頭細胞や毛母細胞など毛髪を育てる細胞も影響を受け、老化のスピードが早くなります。

また、炎症によって増えるフケやかゆみを気にして手でかきむしってしまうと、頭皮の荒れがさらに進行してしまいます。グリチルリチン酸で頭皮の炎症を抑えることは、健やかな育毛のために大いに役立つといえるでしょう。

グリチルリチン酸は、皮膚の炎症を抑える薬として極めて安全で効果の高い成分です。頭皮に塗布する育毛剤でも、内服薬と同様の高い効果が期待できます。頭皮の肌荒れが気になっている人は、グリチルリチン酸配合の育毛剤をチョイスすることをおすすめします。

ページの先頭へ戻る