セファランチンの副作用と育毛効果まとめ

セファランチンは、円形脱毛症などの治療で実績のある医薬品です。その優れた血流改善効果が着目され、発毛剤の原料に応用される例が出てきています。薄毛対策の発毛剤に使われた場合、どのような副作用や効果が考えられるのか、気になるポイントをまとめました。

セファランチンの基本情報

セファランチンとは、ツヅラフジ科の植物であるタマサキツヅラフジから抽出してつくられる成分です。結核やハンセン病の治療薬として使われてきた歴史があり、現在では主に円形脱毛症やひこう性脱毛症の治療薬として使われています。

免疫を強化したり、造血機能を高めたりする効果もあるため、ガンの放射線治療の副作用である白血球減少症の治療薬として使われることもあります。

セファランチンの副作用

セファランチンは、円形脱毛症などの治療として内服する場合と、発毛剤として頭皮に塗布する場合では、副作用の出方が異なります。それぞれ確認していきましょう。

セファランチンを内服する場合

内服薬として使われる場合、胃の不快感や吐き気、めまい、じんましんなどのアレルギー反応、血圧低下など、一定の副作用が現れる可能性があります。日本では、内服薬のセファランチンを入手するには医師の処方箋が必要です。

皮膚科で円形脱毛症と診断されたときなどに処方されますが、必ず用法用量を守るようにしましょう。なお、一部の個人輸入代行業者が内服薬のセファランチンを取り扱っており、処方箋がなくても購入することが事実上できる状態にあります。

医師の処方を受けずに入手して服用し、重い副作用が出たとしても、すべて自己責任となるので注意してください。

頭皮に塗布するセファランチンの副作用は?

発毛剤の原料として使われるセファランチンは、内服に比べると体内に吸収される成分量が極めて微量であることから、副作用が起きたとしても重症化する可能性は低いと考えられます。

しかし、セファランチンは血流改善にとどまらず、免疫にも働きかける強い薬です。ステロイドに分類される薬ではないものの、免疫を大幅に強めたり弱めたりする作用があります。そのため使用する際は、用法用量を守り、異常が出たら自分で判断せずにすぐに医師の診察を受けましょう。

セファランチンの効果

血流を改善する優れた効果がある一方で、免疫に強く働きかける作用もあります。使用の際は、必ず専門家の指示を仰ぎましょう。

血流を促して薄毛を改善

セファランチンには、末梢血管の血流を改善する強い効果があります。髪の毛をつくる毛乳頭細胞や毛母細胞周辺の血流が改善すると、酸素と栄養の供給が活発になります。すると停滞していた発毛サイクルが正常化し、薄毛改善が期待できます。

円形脱毛症やアレルギーの治療効果を求める場合は、必ず病院へ

円形脱毛症の原因にはいくつかありますが、自己免疫機能の異常が大きな原因であると言われています。実際に患部を顕微鏡で拡大すると、毛包部分にリンパ球が集まり、正常な細胞を攻撃していることが確認されます。

この「免疫の暴走」を止めるために、さまざまな免疫抑制剤が使われますが、軽度の症状ではステロイドの塗り薬が、重度の症状では内服薬のセファランチンが処方されます。このように、セファランチンは免疫に強く働きかける作用があるため、アレルギーが原因で起きる頭皮の肌荒れには効果を発揮するものと考えられます。

しかしながら、アレルギーに由来する肌荒れの改善は、セファランチンよりも安全で効果の高い治療方法や薬があります。素人が不用意に判断し、セファランチンが配合された発毛剤を頭皮の肌荒れ改善目的で使用することはおすすめしません。使用の際は必ず病院に行き、医師に処方してもらいましょう。

数は少ないですが、セファランチンが配合された育毛剤はいくつか販売されています。塗るタイプのセファランチンは医薬部外品の育毛剤で副作用のリスクも少ないです。成分が同じでも体の中から摂取するのと、体の外(頭皮)から吸収するのでは、当然リスクも異なってきます。育毛剤に配合されたセファランチンは安心できますが、用法容量はしっかり守って使用する必要があります。

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