春と秋(季節の変わり目)は抜け毛が増えるって本当?

Q:季節の変わり目に抜け毛が増えるのは本当でしょうか?
A:その答えは「YES!」

季節の変わり目である春と秋には、抜け毛が増えます。そのメカニズムや、季節ごとに違う抜け毛の理由について、ここで詳しく見ていきましょう。また、季節の変わり目の抜け毛対策も合わせて紹介します。大切な髪の毛が抜けてしまわないよう、今日から簡単なケアを始めてみませんか?

季節の変わり目の抜け毛とは

健康な髪の毛でも、毎日のシャンプーやブラッシングのときには、古くなった毛髪が抜けます。季節の変わり目である春と秋には、この抜け毛が増えてしまうため、薄毛が目立って気になる人も多いでしょう。まずは、抜け毛のメカニズムと、季節ごとで違う抜け毛の理由を詳しく紹介します。

抜け毛が起こるメカニズム

髪の毛の量には個人差がありますが、平均して約10万本の毛髪が頭皮に生えています。そして性別や年齢、体質などによって差はありますが、約3年〜6年の周期で脱毛と発毛をくり返しています。この周期を、毛髪の「成長サイクル」と呼びます。

健康な髪の毛の成長サイクルには、「成長期」「退行期」「休止期」という3つの時期があります。成長期は、新しい髪の毛が生まれる時期です。

毛穴の一番奥にある毛母細胞でつくられた髪の成分が、次々と頭皮に押し上げられ、やがて毛根となって育ち、新しい毛として顔を出していきます。この時期は2年〜5年ほど続きます。

そして、毛母細胞が髪をつくる力がだんだんと衰えてくる時期が「退行期」です。約2週間ほどの短い期間ですが、これは成長サイクルの自然な流れのため、心配する必要はありません。「休止期」は毛母細胞の働きが完全に停止する時期です。

この期間は約3ヵ月で、10万本のうちの1万本ほどが自然に抜け落ちます。そのため、一日30〜50本程度の抜け毛であれば心配はいりません。

季節ごとで違う、抜け毛の理由

私たちが暮らしている日本には、春夏秋冬という4つの季節が訪れます。季節ごとに衣服を替えるように、身体もまた、季節に合わせて適応しています。でも、なぜ季節の変わり目には、抜け毛が増えるのでしょうか?それぞれの季節ごとの抜け毛の理由について確認していきましょう。

春の抜け毛

ストレスによる抜け毛は年間を通して起こりますが、特に春は、新しい学校や職場、人事異動など、周りの環境が大きく変わり、精神的なストレスが増える時期です。これが、春の抜け毛に最も多い原因になります。

ストレスが身体に与える影響はとても大きいです。ホルモンバランスが崩れたり、自律神経が乱れたりすると、髪の毛にも影響を及ぼします。

夏の抜け毛

夏は、レジャーやアウトドアスポーツで紫外線をたくさん浴びる機会が増えます。紫外線は、日焼けによる頭皮の炎症だけでなく、毛母細胞の更新を妨げて頭皮を老化させるなど、大きなダメージを与えます。すると、抜け毛や切れ毛を引き起こしやすくなります。

また、夏になると増える汗や皮脂の分泌も、抜け毛を増やす原因の一つです。頭皮の汗や皮脂が過剰になると細菌が繁殖しやすくなり、ニキビやフケ、かゆみ、炎症を招きます。そうなると髪の毛が成長しにくくなるため抜け毛が起こります。

秋の抜け毛

秋は、夏の疲れのおつりがドーンとはね返ってくる季節なので、健康な髪の毛を維持できず、抜け毛を増やすシーズンといえるでしょう。食欲不振や睡眠不足、体調が優れないなどの症状が現れやすいため、血行不良や栄養不足になり、髪の毛に栄養が行き届かなくなりがちです。

また、動物が秋に毛が生え変わるように、人も冬に向かって細胞を新しく更新するようになります。毛母細胞もその一つです。髪の成長サイクルの「休止期」は秋に起こりやすいため、抜け毛がグンと増えます。春に比べて秋は約3倍もの量が抜け落ちるといえます。

冬の抜け毛

最も肌が乾燥するのが冬です。頭皮が乾燥すると、これ以上の水分の蒸発を防ごうと、頭皮はさらに皮脂を分泌するようになります。これによって皮脂が過剰になると、毛穴の詰まりやニキビ、フケの原因となり抜け毛が起こります。

季節の変わり目の抜け毛対策

すべての季節に共通する大切なポイントは、「健康な頭皮」にするためのケアを怠らないことです。紫外線から頭皮を守る工夫やヘルシーな食生活、十分な睡眠と休養をとることを心がけ、ストレスをためないようにしましょう。

身体に悪いことは、頭皮にも悪影響があります。逆に頭皮を健康にして抜け毛を予防するのは、身体の健康にも良いといえるでしょう。そして、季節の変わり目の抜け毛を予防するには、春と秋それぞれ、前のシーズンから対策をとることが大切です。

ここでは、特に増える秋の抜け毛を防ぐために行いたいヘアケアや、抜け毛を改善するためのおすすめの習慣を紹介します。

秋の抜け毛を防ぐために行いたいヘアケア

秋の抜け毛を減らすには、夏の間からケアを始めることが大切です。強い紫外線で頭皮にダメージを与えないように、通気性の良い帽子をかぶる習慣をつけましょう。そしてしっかりと栄養補給をして、頭皮に栄養を送りましょう。

バランスの良い食事にプラスして、植物エキスが含まれた育毛サプリメントなどで内側からケアするのもおすすめです。紫外線で痛んだ頭皮のダメージをケアするには、頭皮を健康にする薬効成分が配合された育毛剤を使うのも大切です。

合わせて頭皮マッサージを行うと、頭皮の血行と代謝が改善され、秋の抜け毛を予防することができます。また、暑くて湿度が高い夏から寒くて乾燥する冬に向かう秋は、温度や湿度の変動が大きく、頭皮が敏感になりがちです。

この時期にパーマやカラーリングするのは控え、なるべく頭皮へのストレスを減らすようにして抜け毛を防ぎましょう。

抜け毛を改善する毎日の習慣

春や秋の季節の変わり目に髪の毛が抜け出してから慌てても、抜け毛の量を減らすことはできません。一年を通して抜け毛を予防するためには、毎日の育毛習慣を身につけることが大切です。

習慣1. 地肌と髪にやさしいアミノ系シャンプーで正しく洗う

毎日のヘアケアは、シャンプー選びと洗い方がとても大切です。石油系界面活性剤やシリコンが含まれているシャンプーは、頭皮の毛穴の詰まりや炎症を引き起こす原因になります。髪の毛の成分に近い、アミノ系のシャンプーを選びましょう。

アミノ系シャンプーは、洗浄成分にアミノ酸界面活性剤を使用しているため低刺激で、敏感肌や頭皮にトラブルがある人でも安心して使うことができます。正しいシャンプーの方法は、以下のとおりです。

  1. ぬるめのシャワーで髪についたほこりや汚れをしっかり落とす
  2. シャンプーを手のひらにとり、両手にのばしてから地肌にもみこむようにつける
  3. 指の腹を使って、やさしくマッサージするように頭皮の汚れを落とす
  4. すすぎ洗いで、しっかりとシャンプーを落とす

ステップ1の余洗いで、髪のほとんどの汚れをとることができるため、丁寧に行いましょう。ステップ4では、地肌にシャンプー剤が残らないよう、しっかりとすすぐことが重要です。

習慣2. 抜け毛を改善する育毛剤を使い始める

抜け毛を予防するためには、健康な頭皮に整える成分がたっぷりと配合された、医薬部外品の育毛剤を選びましょう。また、抜け毛のシーズンには頭皮が敏感になるため、化学物質や刺激の強い薬品が含まれた育毛剤で頭皮にダメージを与えるのはNGです。

頭皮にやさしい無添加の育毛剤なら、漢方や天然の薬効成分が配合されているため、副作用や頭皮へのダメージを心配することなく、毎日使い続けることができます。

育毛剤は、シャンプーの後に使うのがとても効果的です。正しいシャンプーの方法で髪と地肌を清潔にした後、次の手順で育毛剤を使用しましょう。

  1. よく乾いたバスタオルなどで、髪の毛の水分を吸収させるように拭く
  2. ドライヤーを温風にし、遠くから風を当てて、髪の毛の根元と地肌を中心に乾かす
  3. 育毛剤を頭皮に塗る
  4. 頭皮全体を、指の腹を使ってもみほぐすようにマッサージする

ステップ1では、ゴシゴシこすって拭かないように注意してください。ステップ2では、頭皮に近い位置でドライヤーを使うとダメージを与えるので気をつけましょう。このように髪の毛をしっかり乾かしてから育毛剤を使うと、水分で流れてしまうことなく、育毛成分を地肌に効果的に浸透させることができます。

ステップ4のように頭皮マッサージをすると、血行がさらに良くなって、育毛剤の薬効成分の浸透率がアップします。

季節の変わり目の抜け毛は、生活習慣や毎日のヘアケアに気をつけることで予防できます。正しくケアして、季節の変わり目がこわくない、抜け毛の少ない頭髪に育てましょう!

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