日本で未認可の医薬品は買うだけで違法行為になる?

日本では未認可の海外の発毛剤は、安価で、さらに医師の診断を受けずに購入できるため、利用を考えている人が多いのではないでしょうか?でもちょっと待ってください!未認可の医薬品は、購入の仕方によっては違法行為になることもあります。実際どうなのか、詳しく見ていきましょう。

日本で未認可の医薬品は、買うだけで違法行為になる?

日本では認可されていない海外の医薬品は、購入するだけで違法行為になるのでしょうか?海外製品のミノキシジルタブレットやフィナステリドが入ったフィンペシアの購入を考えている人にとっては、気になる点でしょう。

販売目的や譲渡目的は違法

日本で未認可の医薬品の販売は、薬機法で禁止されています。これは、まだ副作用がはっきりしていないためで、万が一副作用が出た時に、多くの被害者を出さないための措置です。

不特定多数の人に未認可の薬が広く伝わるのを防ぐ目的なので、譲渡も違法になります。ミノキシジルタブレットやフィナステリドを含む発毛剤を使っていて、友人に試してみたいと言われても、譲渡すると違法になってしまいます。

個人用に購入するのは、違法ではない

認可されていない海外の医薬品の購入は、個人の使用に限っては違法ではありません。ですから、海外に行った際や輸入代行の業者を使って個人用に買う分には、問題ありません。ただし、一度に購入できる数量は、2か月分と決まっています。

1日1錠だとすると、60錠まで購入が許されています。発毛成分の一つであるミノキシジルだけは、さらに細かいルールがあります。ミノキシジルが5パーセント以上入っているものは最大1か月分、5パーセント以下なら最大2か月分の購入ができると決められています。

これらの規定を超える量を購入する場合は、販売目的ではないという証明書である薬監証明を取得する必要があります。もちろん個人使用だからと言って、なんでも許されるわけではありません。もしそうなら、危険なドラッグも個人使用だからという理由で輸入できるようになってしまいます。

未認可で、さらに厚生労働省によって健康に害のある製品のリストに含められたものは、個人使用が目的だろうと購入は許されません。

輸入できても危険!日本で未認可の医薬品

個人使用に限って購入できるとはいえ、日本で未認可の海外の医薬品には、さまざまな危険があります。その3つの理由を確認しましょう。

理由1. 効果や副作用がはっきりしない

ミノキシジルは血液を通して、頭皮だけでなく身体全体に影響を与えます。特に心臓や腎臓、循環器に多くの負担をかけます。心臓に負担がかかった状態が続けば、心不全などの重い疾患を引き起こしますし、腎臓に負担がかかり続けると腎不全になることがあります。

発毛剤によく使われるもう一つの成分、フィナステリドはどうでしょうか?これは男性ホルモンの働きを抑制するものですが、人工的に作られた成分で、肝臓や腎臓に負担がかかることが報告されています。肝臓に負担がかかり続けると、肝硬変や肝臓がんに移行することもあり得ます。

日本ほどチェック体制が厳しくない所で製造された海外製品は、これらの成分がどれほど入っているか分かりません。表記を信じて購入するという人もいるかもしれませんが、その表記をどれほど信じられるでしょうか?また、どんな環境で作られたかも分かりません。

日本の製品の場合は、白衣を着て衛生面に細心の注意を払って作られていますが、海外製品の場合、不衛生な環境で作られているものもあります。その場合、細菌による別の病気の感染だって考えられます。

日本で未認可ということは、日本の専門機関が効果や副作用をしっかりと検証できていないということです。副作用にどんなものがあるかも分からないのに使用するほど、怖いものはありません。

理由2. 日本人と外国人の体質の違い

海外の基準で安全が確認されているとしても、日本で認可されていない医薬品は危険です。というのは、日本人と外国人の体質は全く違うからです。「同じ人間でしょ」と思う人もいるかもしれませんが、体質が違うと、薬の作用も変わってきます。

理由3. 偽物が出回っている

これも大きな問題です。海外の医薬品には、表記されていないものが入っていることはよくある話です。成分が少なくて効き目が薄いものも出回っていますし、成分が多すぎて効き目が強すぎるものも出回っています。効き目が強い場合、副作用も強く表れます。

日本で認可されているものは?

発毛剤は医薬品なので、海外の未認可製品に比べて、日本で認可されているものの方がまだ安全性が確認されています。しかし、それでも副作用は強いことを理解しておきましょう。

頭皮に塗布するタイプは?

頭皮に塗布するタイプの発毛剤は、国が認可している国内産のものがあります。しかしミノキシジルが入っているものは、塗布タイプであっても、かゆみやかぶれが起こる可能性があることを忘れないようにしましょう。

さらに、心臓に負担をかけることにより起こる胸の痛みや息切れ、腎機能の低下で起こるむくみや体重増、血圧が下がることによる頭痛やめまいなどの副作用も考えられます。

飲むタイプの発毛剤は、海外製品が認可されている

MSD社のプロペシアやイギリスのグラクソ・スミスクライン社のザガーロは、国が認可している発毛剤です。しかし、プロペシアに含まれるフィナステリドや、ザガーロに含まれるデュタステリドには、男性ホルモンを間接的に抑制する働きがあるので、男性機能の低下やEDが副作用として報告されています。時には、男性でも更年期障害になります。

さらに男性ホルモンをコントロールしている脳下垂体は、自律神経もコントロールしているので、自律神経が乱れ、自律神経失調症になる人もいます。また、フィナステリドが肝臓や腎臓の機能を弱めるほか、デュタステリドも肝機能の低下が報告されています。

こうして日本の政府に認可されたものでも、副作用が多いことを考えれば、医薬品である発毛剤は慎重に使用することをおすすめします。

まとめ

日本で未認可の医薬品は、個人使用に限って許されています。しかし発毛剤に関しては今のところ、認可だろうが未認可だろうが、副作用のリスクが大きいことは否めません。安心して薄毛治療を進めたいなら、育毛剤から始めましょう。

育毛剤にも頭皮のベタつきなどの副作用がありますが、エタノールフリーで自然由来のものを賢く選ぶと、軽減させることができます。

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