フィンペシアはプロペシアのジェネリックなの?効果や副作用の違いは?

発毛効果が高いと人気のプロペシア。そして、それと名前が似ているフィンペシアという発毛剤があります。フィンペシアはプロペシアのジェネリックとも言われていますが、実際はどうなのでしょうか?効果や副作用にどのような違いがあるのか、詳しく解説していきます。

ジェネリックとは?

ジェネリックとは、新薬の特許の有効期間が切れた後に出される薬です。新薬と同様の有効成分が入っているので、同様の効き目が期待できます。新薬に比べ開発費が抑えられるため、安い価格で提供されます。

発毛剤のプロペシアとは?

プロペシアはアメリカ合衆国に本社を置くメルク社が開発した、世界初の飲むタイプの発毛剤です。世界60か国以上で認可されています。日本ではMSD社が販売し、2005年10月から認可されています。主成分はフィナステリドです。

発毛剤のフィンペシアとは?

フィンペシアはインドのシプラ社が製造した飲むタイプの発毛剤です。主成分は、プロペシアと同じフィナステリドです。ということは、フィンペシアはプロペシアのジェネリックなのでしょうか?端的に言って、フィンペシアはプロペシアのジェネリックではありません。

メルク社は2019年までプロペシアの製造特許を持っているため、類似製品を勝手に製造することはできません。では、どうして同じ成分の類似品の製造されたのでしょうか?実はインドは、医薬品の特許条約に加盟していません。そのために、メルク社の許可なしに製造してしまったというのが実情です。

プロペシアとフィンペシアの値段は?

プロペシアとフィンペシアの値段は大きく違います。個人輸入を行っている代行業者によって差はあるものの、その差は歴然です。これはメルク社とシプラ社がかけている開発費用の違いによるものです。

メルク社はアメリカの従業員を使い、アメリカの安全基準に基づいて製造しています。一方、シプラ社はインドで製造していますが、インドは元々人件費が安いため、コストをかけずに製造できます。安全基準に関しては、シプラ社も世界中に他のジェネリック薬品を卸しており心配ないという声もある反面、アメリカと比べて厳しくないとの声もあります。

プロペシアとフィンペシアの効果は違うの?

プロペシアとフィンペシアは、どちらもフィナステリドが主成分なので、その効果に大差はありません。しかし、メルク社のプロペシアの製造特許が切れておらず、フィンペシアはシプラ社が勝手に製造したものなので、ジェネリックのように全く同等の効果とはいえません。

フィナステリドは、男性ホルモンの働きを間接的に抑えて、発毛を促す成分です。男性型脱毛症(AGA)の原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンにあります。

このDHTを生成するには、5αリダクターゼという酵素が必要になりますが、フィナステリドはこの酵素に働きかけてDHTの生成を抑え、抜け毛の原因を減らします。これにより、発毛しやすい頭皮環境をつくり出します。

プロペシアとフィンペシアの副作用は違うの?

プロペシアとフィンペシアの副作用にも、大きな違いはありません。以前はフィンペシアのコーティング剤にキノリンイエローという発がん物質のコーティング剤が使用され、問題になったこともありましたが、2014年6月以降に販売されたものからは取り除かれたので、その点も大丈夫です。

では、フィナステリドの副作用にはどのようなものがあるのか、確認していきましょう。いずれもリスクが高いものといえるでしょう。

副作用1. 男性機能の低下

フィナステリドの副作用としてまず挙げられるのは、男性機能の低下です。男性ホルモンを抑制する効果があるので、当然のことといえるでしょう。ただしひどい場合は、勃起不全(ED)になってしまうこともあります。女性にモテたいと思って始めた薄毛治療のせいで、この副作用が現れてしまったら、ガッカリする男性も多いでしょう。

副作用2. 自律神経に作用して起こる症状

男性ホルモンの分泌を指令しているのは、大脳の脳下垂体という部分です。この脳下垂体は、実は自律神経をコントロールしている場所でもあります。そのため、フィナステリドにより男性ホルモンが抑制されると、自律神経も乱れてしまいます。

自律神経が乱れると、自律神経失調症やうつ病、男性更年期障害が起こる可能性があります。このように、フィナステリドで男性ホルモンが抑制された結果、精神的に不安定になってしまう可能性も考えられます。

副作用3. 内臓疾患

フィナステリドは元々、前立腺肥大症や前立腺がんの治療のためにつくられた成分です。これらの治療で服用した患者の毛髪が生えてきたことから、発毛剤としても使われるようになりました。ただし、人工的につくられたものなので、身体に対する負担は小さくありません。

特に胃は、最初に影響を受ける内蔵です。フィナステリドが胃の中に入ると、胃は異物と認識し、胃酸をたくさん出して溶かそうとします。こうして胃酸過多になると、炎症を起こして胃潰瘍に、そして胃酸が腸に流れて十二指腸潰瘍になることもあります。

さらにフィナステリドは、肝臓や腎臓でこしとられます。そうすると肝臓にも負荷がかかってダメージを与え、やがて肝硬変や肝臓がんになることも考えられます。また、腎臓に対する負荷を放置しておくと、腎機能が低下します。表面的にはむくみや体重増の形で現れますが、腎臓はやがて悲鳴をあげ、腎不全になる恐れも出てきます。

フィンペシアは正確には、プロペシアのジェネリックではありません。フィンペシアの方が価格は安いですが、どちらもフィナステリドが主成分で、同様の発毛効果と高い副作用のリスクがあります。いずれにしても、安心して発毛剤を服用し、確かな発毛効果を得たいなら、専門の医師の診断のもと使用しましょう。副作用を避けたいのなら、育毛剤を使って薄毛治療することをおすすめします。

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