育毛剤を使って頭皮にかゆみや炎症が出てしまったときの対処法

育毛剤を使って頭皮にかゆみや炎症が出てしまったという人は、少なくありません。かゆみについては育毛剤が効いている証拠の場合もありますが、育毛剤が合わなくて起こっている場合もあります。理由が後者だった際は、放っておくと薄毛や抜け毛の原因になります。

こうした育毛剤によるかゆみや炎症が出てしまった時の対処法について、詳しく解説していきます。

育毛剤を使って頭皮がかゆくなる理由

育毛剤を使い始めたばかりの人は、頭皮にかゆみの症状が出るとビックリしてしまうでしょう。頭皮のかゆみが生じる理由には、次の2つが考えられます。

理由1. 育毛剤が効果的に働いている場合

育毛剤には、頭皮の血行を良くするセンブリエキス、M-034、セファラチン、ピディオキシジルなどの成分が入っています。そのため、育毛剤が効いていることによって頭皮に血が巡り、かゆくなる場合があります。

冬に冷たくかじかんだ手をお湯につけて、かゆみや痛みを感じた経験はありませんか?これは、血が巡った毛細血管が拡張し、神経が刺激されることにより起こります。育毛剤を塗った頭皮も、これと同じです。頭皮の血行が良くなって毛細血管が拡張し、かゆみや痛みを感じる神経が刺激されて起こります。

理由2. 頭皮の炎症を起こしてかゆい場合

一方、育毛剤が合わなかったり使い方が間違っていたりして、頭皮の炎症によりかゆみが生じている場合は、要注意です。炎症やかゆみを気にして頭を掻くと、フケが出ます。さらに頭皮が傷ついて、薄毛や抜け毛が起こることもあります。これでは育毛剤は逆効果といえるでしょう。

頭皮が炎症を起こす原因

ここで、頭皮に炎症が起きる3つの原因について、確認しておきましょう。育毛剤そのものや使い方に問題があるケースのほか、育毛剤を使う前から別の要因で炎症が起きているケースもあります。

原因1. 育毛剤の使い方が間違っている

正しく使えば問題ない育毛剤も、使い方を間違えると炎症を起こし、かゆみの原因になります。どんな間違った使い方があるか、3つの例を確認しましょう。

育毛剤をつけて強くマッサージする

育毛剤が浸透すると思って爪を立てて強くマッサージするのは、厳禁です。育毛剤が浸透するどころか、頭皮を傷つけて炎症の原因になってしまいます。炎症が起こった頭皮にさらに育毛剤をつけると、炎症はますます悪化します。

頭皮が不潔な状態で育毛剤を使用

不潔な頭皮は、毛根に皮脂が詰まっている状態です。この状態に育毛剤を使っても十分に浸透しないだけでなく、ますます毛根が目詰まりを起こしてしまいます。そして皮脂が炎症を起こすようになります。

使う量が多すぎる

育毛剤の効果をアップさせようと、正しい使用量を超えて育毛剤を使っていませんか?それぞれのメーカーは、試験を重ねて育毛剤の使用量を決めています。なかには塗布しすぎると頭皮に刺激が強すぎるものもあり、炎症の原因になります。

原因2. 育毛剤の成分が頭皮に合わない

使い方や量が正しい場合は、そもそも育毛剤の成分が頭皮に合わない可能性があります。頭皮は人それぞれ違います。そのため、育毛剤にも頭皮との相性があります。

原因3. 育毛剤以外の要因

育毛剤を使う前から、頭皮が炎症を起こしていた可能性もあります。次に挙げることに心当たりがある人は、改善していきましょう。

  • 乾燥
  • ストレス
  • 寝不足
  • 油分の多い食生活
  • 紫外線の浴び過ぎ
  • シャンプーが合わない
  • 帽子やヘルメットによる摩擦

これらの要因により炎症を起こし傷ついているところに、さらに育毛剤による刺激を与えると、炎症が悪化し、かゆみが増す恐れがあります。

頭皮の炎症やかゆみを起こしやすい育毛剤の成分

育毛剤には、それぞれ様々な成分が入っています。なかには頭皮が炎症を起こし、かゆみが出やすいものがあります。どのようなものがあるか、詳しくチェックしていきましょう。

エタノール

消費期限を延ばすために、エタノールが入っている育毛剤もあります。しかしエタノールには、頭皮の水分を奪って乾燥させる作用があります。頭皮はある程度の油分と水分を必要とします。それは、悪い細菌から私たちの身体を守る、皮膚常駐菌が生きるためです。

エタノールで必要な水分が奪われると、この天然のバリアが作用しなくなり、悪い細菌が頭皮で炎症を起こすようになります。肌の弱い人にとっては特に大敵なので、エタノールフリーの表示があるものを選びましょう。

塩化カルプロニウム(フロジン)

血管拡張作用があるため、頭皮の毛細血管を広げ、血液の流れを良くして毛根に栄養が届くようにする成分です。肌が弱い人が使うと、かゆみやかぶれを引き起こします。

香料や着色料

香料や着色料は、頭皮のアレルギー反応を引き起こすことがあります。これによって頭皮の炎症が起こります。特に敏感肌の人は、香料や着色料の含まれていない育毛剤の使用をおすすめします。

紫外線吸収剤

育毛剤のなかには、オクチルトリアゾンやメトキシケイヒ酸オクチルなどの紫外線吸収剤が含まれているものもあります。紫外線吸収剤とは日焼け止め成分のことで、紫外線を自ら取り込んで化学反応を起こし、紫外線を別の物質に変えます。しかし、この変化した物質が頭皮にとって強い刺激になることがあり、炎症を起こします。

頭皮がかゆくなった場合の自分でできる対処法

育毛剤の用法容量を守って正しく使用しているのに、頭皮がかゆくなった場合はどうしたら良いでしょうか?まずは、自分でできる対処法について紹介します。

対処法1. すぐに育毛剤の使用を止める

使い方や量が合っているのにかゆみが出た場合は、すぐに使用を中止しましょう。育毛剤が効いてかゆみが起きている可能性もあり、判断が難しいところですが、そうしたケースは稀ですし、素人には見分けがつきません。

対処法2. 頭皮環境を整える

育毛剤の使用を中止したら、頭皮の炎症を招く乾燥やストレス、寝不足、食生活、紫外線、シャンプー、帽子やヘルメットの摩擦など、自分の生活のなかで思い当たるものを改善し、健康な頭皮を取り戻す努力をしましょう。

対処法3. 低刺激の育毛剤を使う

思い当たる要因を取り除いて頭皮環境が整ったら、今度は低刺激の育毛剤を使いましょう。無香料、無着色で、エタノールや紫外線吸収剤が無添加で、塩化カルプロニウムの入っていないものを選びましょう。

自分で対処してもダメな時は?

自分でできる限りの対処をしても炎症やかゆみの改善がみられない場合は、専門家の力を借りましょう。それが一番近道で、賢い方法です。

皮膚科を受診

皮膚科を受診して、頭皮のかゆみの原因を特定してもらいましょう。薬を処方してもらうこともできます。原因が何もないならその育毛剤が効いている証拠なので、その育毛剤の使用を続けることができます。

専門家に診てもらう

AGAスキンケアクリニックなど、頭皮と毛髪の専門家に診てもらうのは良い方法です。頭皮の炎症やかゆみの原因を特定してくれるだけでなく、炎症やかゆみが治まった後も、育毛に向けて適切なケアを行なってくれます。薬の効果と副作用を熟知している医師が一人一人に合った薬を処方してくれるので、安心して育毛ケアに励めるでしょう。

育毛剤を使ってかゆみが生じたら、頭皮に炎症が起きている可能性を疑って、すぐに育毛剤の使用を中止しましょう。そして頭皮環境を整えてから、自分に合った育毛剤を正しく使いましょう。どうしたら良いか分からない時は、専門家に相談することをおすすめします。

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