ミノキシジル(ミノタブ)の副作用で発疹ができたときの対処法

ミノキシジルは、血行を良くすることで発毛を促す成分です。しかし、このミノキシジルを含む発毛剤を使用すると、発疹の副作用が出る場合があります。発疹が出た時はどのように対処すればいいのか、解説します。

ミノキシジルで発疹が出たら、どうしたらいいの?

ミノキシジルが配合された発毛剤を使用して発疹が出たら、すぐに使用を中止しましょう。そして、育毛剤に切り替えることをおすすめします。

ミノキシジルで発疹が出たら、それは薬疹!

ミノキシジルに反応して発疹ができた場合、それは薬疹という症状です。薬疹は、薬の成分が合わないと身体がサインを出している状態で、蕁麻疹やかゆみが生じます。身体に合わない薬を使用し続けるのは危険なので、すぐにミノキシジルを含む発毛剤の使用を中止することをおすすめします。

そうすると症状が軽い場合は、薬疹が治まってきます。しかし症状が重篤な場合や、いっこうに改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。そして薬疹の症状が治まったからといって、独断でミノキシジルを含む発毛剤の使用を再開するのは控えましょう。身体に合わない薬を使って薬疹を無視し続けると、最悪の場合、スティーブンス・ジョンソン症候群を発症する恐れがあります。

スティーブンス・ジョンソン症候群とは?

スティーブンス・ジョンソン症候群とは、薬疹が重篤化したもので、皮膚粘膜眼症候群とも呼ばれています。全身に紅斑という赤みがかった模様が現れ、高熱が出たり口唇や眼などの粘膜がただれたりします。水ぶくれができて破れると、皮膚が剥がれた状態になることもあります。

場合によっては、気管や食道といった体内の粘膜まで侵されることがあります。そうなると呼吸困難や下痢の症状を伴い、最悪死に至る可能性も出てきます。

どんなタイプの発毛剤に発疹の副作用があるの?

ミノキシジルを含む発毛剤は、頭皮に直接塗るタイプと、内服薬として身体に取り入れるミノキシジルタブレット、いわゆるミノタブがあります。発疹の副作用が起きるのはどのタイプなのでしょうか?

ミノタブは危険!

発疹ができやすいのは、ミノタブの方です。ミノタブは身体に取り入れると、血液を通して全身に作用するので、合わない時は全身にアレルギー反応が出る傾向にあります。

塗布タイプは発疹が出ないの?

では、頭皮に直接塗るタイプは発疹ができないのでしょうか?答えは、NOです。実際に、塗るタイプで有名な大正製薬のリアップの注意事項には、副作用に「頭皮の発疹・発赤」とあります。さらに「頭皮以外にも現れることがある」とも記載されています。

つまり、どちらのタイプにも発疹の副作用が起こる可能性があります。どちらを使っているにしても、発疹が出たら使用は中止しましょう。

参考 : 大正製薬 リアップ取扱説明書

ミノキシジルを含む発毛剤には、別の副作用も

発疹だけではありません。ミノキシジルを含む発毛剤には、他にも重篤な副作用が多数報告されています。具体的な症状をチェックしておきましょう。

かゆみ

ミノキシジルには、血管を拡張して血行を良くする作用があります。この作用を利用して、発毛を促します。しかし血行が良くなると、かゆみが生じることが多いです。この他、アレルギー反応でかゆみが出る場合もあるので、注意が必要です。

低血圧

ミノキシジルは元々、血圧降下剤として利用されていたものなので、使用すると血圧が下がります。低血圧の人はもちろん危険ですが、高血圧の人にもリスクがあります。それは、高血圧と診断されている人は、すでに別の血圧降下剤を服用していることが多いからです。

血圧降下剤の併用はとても危険です。たとえ別の血圧降下剤を使用していなかったとしても、ミノキシジルによりどれほど血圧が下がるかは素人では判断しづらいので、注意しなければなりません。

頭痛やめまい

血圧が下がると、心臓から全身に血液を送りこむ力が弱くなります。そうなると、心臓より高いところにある頭部に血液が十分に届かなくなります。すると酸素を脳に運ぶことができず、頭痛やめまいが起きてしまいます。

動悸や息切れ

ミノキシジルの血管を拡張する作用は、動脈でのみ生じます。一方、全身から心臓に血液が帰ってくる方の静脈は、元の細いままの状態です。この細い静脈を通って、血液が一気に心臓に流れ込むので、心臓に負担がかかって動悸が起きやすくなります。

そして、心臓に負担がかかった状態を放置しておくと、心臓の機能がだんだん落ちていきます。すると、酸素を全身に運ぶ血液を送り出す力も弱くなります。全身が酸素不足になると、酸素をたくさん取り入れようと肺が頑張るため、息切れが起きてしまいます。

むくみ

ミノキシジルで一気に血流が良くなると、血液濃度が一時的に薄まります。すると、私たちの身体は防衛反応として、血管から水分を細胞に出し、血管内の血液濃度を保とうとします。この細胞に漏れ出た水分が原因で、むくみが生じます。

まとめ

ミノキシジルを含む発毛剤は、どのタイプも発疹ができる可能性があります。さらに他にも様々な重篤な副作用があるなど、リスクが高いです。使用する場合は自分で判断せず、専門家に相談することをおすすめします。

これに比べて、医薬部外品の育毛剤はリスクが低いです。副作用はありますが頭皮のベタつきなどと軽いので、自分でしっかり対処することができます。そのため薄毛のケアは、まずは育毛剤から始めましょう。発毛剤を使っていて、発疹の症状が出たら使用を中止して、育毛剤に切り替えましょう。

ページの先頭へ戻る