育毛剤(発毛剤)の副作用で顔のむくみができたらどうする?

育毛剤や発毛剤で顔のむくみが起きると聞いたことはありますか?もちろんすべてにこうした副作用があるわけではありません。顔のむくみを引き起こす成分や仕組みをしっかり理解して、賢く薄毛を改善していきましょう。

発毛剤の副作用に顔のむくみ?

薄毛対策の製品は、育毛剤と発毛剤に分けることができます。育毛剤は今ある髪に働きかけて育て、抜け毛を防ぐものです。一方で発毛剤とは、毛がない状態のところに発毛させるものです。

むくみは身体の中に水分が多くとどまっている状態ですが、実はこれが起きるのは発毛剤の方です。

まずはむくみの原因について、確認していきましょう。

原因1.血液の流れが悪い

全身から心臓に血液が帰ってくる通り道が静脈ですが、その静脈の血流が悪いと、血液の水分である浸出液が細胞の間に漏れ出してしまいます。浸出液とは皮膚が傷ついた時に出てくる透明な液体で、血を止める血小板や異物を食べるマクロファージという白血球、表皮細胞が入っています。この浸出液が血管から細胞の周りに溢れると、むくみを引き起こします。

原因2.リンパの流れが悪い

リンパは全身に張り巡らされています。細胞の周りに漏れ出た浸出液は、リンパ管を通して静脈に戻されます。しかしリンパの流れが悪くなると、浸出液が正常に静脈に戻されず、細胞の周りにとどまってしまいます。それがむくみが続く原因になります。

原因3.血流が急速に良くなる

血流が一気に良くなると、血液の濃度が一気に薄まってしまいます。すると身体は防御反応により、浸出液を出して血液濃度を保とうとします。それによって漏れ出た細胞の周りの浸出液がむくみの原因となります。

原因4.肝臓や腎臓機能の低下

肝臓には、体内の老廃物をろ過して解毒する働きがあります。しかし、偏った食生活やストレス、睡眠不足、過度なダイエット、タバコ、薬の摂取、便秘などで、この機能が低下すると、身体は体内の毒素の濃度を下げるために水分を保とうとします。

また、腎臓には尿の濃度を調節する働きがあり、体内からどれくらいの水分を尿として排出するかを決めます。しかし疲労やストレス、暴飲暴食などで腎臓の機能が低下すると、この調節がうまくいかず、体内に水分が多くとどまってしまいます。これらも、むくみを招きます。お酒の飲み過ぎでむくむのも、このためです。

原因5.塩分の摂り過ぎ

塩分を摂り過ぎると、血液中の塩分濃度を下げるために、身体は水分を体内に保持しようとします。塩分を摂ると喉が渇いて水が欲しくなるのは、このためです。

体内の余分な塩分を排出するには、1〜3日かかります。その間は体内に水分が多い状態が続くので、血管から細胞の周りに水分が流れ出やすくなり、むくみを引き起こします。

発毛剤のどんな成分により顔のむくみが起きるのか?

むくみは顔だけで起こるわけではありませんが、顔のあご回りや首の肌は柔らかいので、ほかの部位よりどうしても目立ちがちです。

様々な原因で起こるむくみですが、発毛剤が引き起こす顔のむくみには、どういう成分が関わっているのでしょうか。発毛剤の主な成分やむくみが起きるメカニズムについて、解説していきます。

ミノキシジル

ミノキシジルは血管を拡張して血流を良くする成分で、元々血圧を下げるために使われてきました。ミノキシジルを含む発毛剤は、頭皮の血行を良くして、毛根に栄養を行き渡らせる効果があります。

しかしミノキシジルで血管が拡張されると、血管の中の血液濃度が一気に下がります。そうすると、血液濃度を保とうと同時に浸出液が血管から細胞に流れ出ていきます。これがむくみを引き起こします。

フィナステリド

フィナステリドは、男性ホルモンを抑制する働きがある成分です。一見むくみとは関係ないように思えますが、副作用が報告されています。

フィナステリドは私たちの身体には負担が大きく、身体が異物と判断するため、肝臓や腎臓が頑張ろうとします。負担がかかった肝臓や腎臓はやがて悲鳴を上げて、機能が低下します。そのため、フィナステリドを含む発毛剤を長期間使用すると、むくみを招きます。

発毛剤が原因で顔がむくんだ場合の対処法

発毛剤が原因で顔がむくんだ場合、どのように対処したらいいのでしょうか?まず大切なのは、その発毛剤の使用を止めることです。そして専門家の力を借りながら、適切に対処しましょう。

対処法1.発毛剤の使用中止

発毛剤がむくみの原因と思われる場合は、すぐに発毛剤の使用を止めましょう。むくみを軽く考えるのは危険です。むくみを放置して心臓に水がたまり、心不全になったという症例もあります。

対処法2.病院の受診

発毛剤によるむくみが生じたら、改善するために病院の受診をおすすめします。そのむくみの原因が発毛剤と思っていても、大きな病気など、実は別のところに原因がある場合もあります。そのため、内科を受診しましょう。その後、症状によって循環器科や泌尿器科にまわされることもあるでしょう。

対処法3.専門家に任せるのが安心

AGAスキンケアクリニックなど、発毛の専門家に任せると安心でしょう。適度な運動でむくみを撃退するなど、対処法を教えてくれます。また、カウンセリングを重ねながら、むくみなどの副作用が出ないように一人ひとりに合った発毛剤の使い方を教えてくれます。

発毛剤以外の原因で顔がむくんだ場合の対処法

顔のむくみは様々な原因で起きるので、発毛剤が必ずしも原因ではないかもしれません。その場合は、思い当たる原因を解決しましょう。

対処法1.血流やリンパの流れが滞っている場合

デスクワークの人は、1時間に1回は姿勢を変えるようにしましょう。そして、適度に運動しましょう。ふくらはぎの筋肉は第二の心臓とも呼ばれ、血液を送り出す働きがあります。このふくらはぎを中心に全身の筋肉を動かすためには、ウォーキングが特におすすめです。

対処法2.お酒を飲み過ぎている場合

お酒の飲み過ぎは、肝臓と腎臓に負担をかけて、むくみの原因になります。思い当たる人は、飲み過ぎを止めると同時に、肝臓の機能を正常に戻すビタミンAやビタミンC、ビタミンEを取りましょう。

ビタミンAはレバーなどに、ビタミンCは緑黄色野菜に、ビタミンEはゴマなどに多く含まれています。また腎臓の機能を高める食べ物としては、黒豆をおすすめします。

対処法3.食塩を摂り過ぎている場合

カリウムを摂取しましょう。カリウムには体内の塩分と水分をくっつけて、塩分を体の外に排出する働きがあります。

カリウムの多い食べ物として、食塩が入っていないトマトジュース、干し柿、焼き芋、バナナ、キウイフルーツなどをおすすめします。

育毛剤と発毛剤のうち、顔のむくみが生じるのは発毛剤です。大きな病気につながる可能性もあるので、放置しないでしっかり対処しましょう。こうした強い副作用が心配な人は、副作用が少ない育毛剤から使い始めることをおすすめします。

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