育毛剤(発毛剤)を使ったら動悸や息切れが起こるの?

動悸や息切れには様々な原因がありますが、なかには心臓や肺に問題がある場合もあるため、放っておけない症状です。実は薄毛対策の製品を使用して、動悸や息切れが起こったという声もあります。安心して薄毛を改善するために、詳しく見ていきましょう。

動悸や息切れとは?

動悸や息切れはよく耳にする言葉ですが、その症状について正確に答えられる人は少ないかもしれません。どんな症状でどんな仕組みで起きるのか、まずは確認していきましょう。

動悸とは?

心臓にドクドクと血液が流れているのを感じたことがあるでしょう。それが動悸です。回数は関係ありません。この動悸が起きる仕組みは様々です。ここでは、発毛剤が原因で起こる動悸について取り上げていきます。

心臓に起因する動悸

心臓は1日10万回ほど拍動しています。心臓の右心房には、洞結節という電気信号を送る部分があります。規則正しいリズムで心臓が拍動するには、ここから送られた電気信号が心臓の心房、心室を通って心筋全体に伝えられる必要があります。

しかし、心臓の機能が低下して、この電気信号がどこかで途切れているか、心筋がうまく働いていないと、動悸が起きてしまいます。

自律神経の乱れによる動悸

自律神経は、活動している時に働く交感神経と身体が休んでいる時に働く副交感神経から成り立ちます。これには、心拍数を調整する機能もあります。そのため自律神経が乱れると心臓がうまく拍動せず動悸が起きます。

息切れとは?

息切れとは、激しい運動の後に呼吸が荒くなることではありません。軽く動いただけでも呼吸が激しくなり、ゼーゼーとしてしまうことをいいます。

心臓の機能の低下による息切れ

健康な心臓では、心臓から全身に血液が巡り、その血液によって酸素が身体の隅々まで運ばれます。しかし、心臓の機能が低下すると、全身に酸素が送り出しにくくなるため、呼吸を多くして全身の酸素不足を補おうとします。このように心臓の機能の低下により息切れは起こります。

自律神経の乱れによる息切れ

自律神経は心臓の拍動をコントロールしているので、自律神経が乱れて心臓がうまく働かないと、全身の酸素不足を補おうとして呼吸量が増えます。そのため、自律神経の乱れでも息切れが生じてしまうと考えられます。

なぜ発毛剤で動悸や息切れが起きるのか?

薄毛対策の製品には、医薬品で発毛を促す発毛剤と医薬部外品で今ある毛髪を育てる育毛剤があります。このうち、動悸や息切れを起こす可能性があるのは発毛剤です。では、発毛剤のどんな成分が原因で、動悸や息切れが起こるのでしょうか?

ミノキシジル

ミノキシジルは、もともと血圧降下剤としてつくられたものです。その血流を良くする作用を利用して、発毛剤としても使われるようになりました。ミノキシジルを含む発毛剤は内服するタイプと、頭皮に塗るタイプの薬があります。動悸や息切れは、ミノキシジルタブレットのような内服する発毛剤で多く報告されています。

どうしてミノキシジルで動悸や息切れが起こるのか?

ミノキシジルは血管を拡張して血流を良くします。この時、動脈だけが拡張した状態になるため、心臓から全身に血液がスムーズに流れていきます。しかし、全身の血が心臓に帰る静脈は狭いままなので、勢いよく流れてきた血液が静脈を通って一気に心臓に流れ込むと、心臓がドクドクして動悸が起こります。

このような負担を心臓にかけ続けると、機能が低下したり異常をきたしたりし、さらなる動悸、息切れを生じさせる恐れもあります。

フィナステリド

フィナステリドは薄毛の大きな原因である男性ホルモンの働きを抑えて、発毛を促す成分です。フィナステリドを含む発毛剤としては、プロペシアやプロスカーといった服用するタイプがあります。

どうしてフィナステリドで動悸や息切れが起こるのか?

フィナステリドで動悸や息切れが起こる理由は、ずばり自律神経の乱れです。フィナステリドが働きを抑制する男性ホルモンは、脳の視床下部というところで分泌量を調整しています。そしてそこでは、自律神経のコントロールもしています。

つまり男性ホルモンと自律神経は調整する場所が同じため、男性ホルモンが抑制されると、自律神経の働きにも乱れが生じます。自律神経は心臓の拍動をコントロールするので、乱れると動悸や息切れの原因になります。

発毛剤が原因で動悸や息切れが起きたら?

では、ミノキシジルやフィナステリドの成分が配合された発毛剤が原因で動悸や息切れが起きたら、どうしたらいいのでしょうか?3つの対処法を紹介します。

対処法1. 内服するタイプの発毛剤はすぐに中止しよう

ミノキシジルタブレットで動悸や息切れが起きた時は、心臓に大きな負担がかかって、心臓が悲鳴を上げている状態です。すぐに服用を中止しましょう。

またフィナステリドの成分が入っているプロペシアやプロスカーなどで動悸や息切れが起きたら、自律神経が大きく乱れている証拠です。放っておくと自律神経失調症や更年期障害を誘発してしまいます。こちらもすぐに服用を中止しましょう。

対処法2. ミノキシジルの成分を使いたいなら外用薬を

ミノキシジルには、頭皮に直接塗るタイプの外用薬があります。動悸や息切れはこわいけれど、ミノキシジルの発毛効果を利用したい人は、外用薬の発毛剤を使いましょう。

対処法3. 毛髪の専門家に相談しよう

ミノキシジルタブレットやフィナステリドが含まれた発毛剤も、適切に使えば不安を最小限にして使うことができます。AGAスキンケアクリニックなどの発毛の専門家に、適切な量を処方してもらって服用することをおすすめします。

発毛剤に含まれるミノキシジルとフィナステリドは、動悸や息切れを引き起こす可能性があります。心臓への負担や自律神経の乱れが生じている場合もあるので、服用するものはすぐに中止しましょう。

不安なく薄毛対策に取り組みたいなら、発毛剤ではなく、副作用の少ない育毛剤からスタートしましょう!

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